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視察等レポート

千葉県における看護の現状(2012.07)

千葉県の看護師数全国46位、医師数全国45位

千葉県は、人口あたりの医師数・看護職数が全国の中でも相対的に少なく、人口当たりの医師養成数、看護職養成数も少ない状況にあります。看護師数は全国46位、医師数も全国45位です。

千葉県の医療資源

http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/saiseikikin/dl/41.pdfの7ページ目より


これまでは、医療をあまり必要としないとされる若い世代が多い県であったこともあり、全国に比べて少ない医師数、看護師数、病床数で県の医療を支えることができましたが、今後の急速な高齢化に伴って増大する医療需要に対し、単なる現場での努力や現状の医療人材提供体制では、対応が困難であることが予想されます。


高齢者人口増加率の比較

http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/saiseikikin/dl/41.pdfの8ページ目より


看護師職場環境の改善で離職防止を

このように、医師とともに看護師の不足が深刻化する中で、県内看護師の離職率は無視できません。例えば、2005年の千葉県常勤看護職員離職率は13.1%(全国12.6%)、2008年で13.7%(全国11.9%)であり、新卒看護職員離職率においても、千葉県は全国平均より高い状況です。

千葉県内新人看護職員で、これまでに看護職員を辞めたいと思ったことがある割合は、平成22年度で70.8%、平成23年度でも66.8%が「辞めたいと思ったことがある」と回答しています。

看護職員の離職理由としては、「勤務時間が長い・超過勤務が長い(21.9%)」「夜勤の負担が多い(17.8%)」「休暇がとれない(14.9%)」など、職場環境に関するものが少なくありません。また、20・30代看護職員は「医療事故への不安」を強く持っており(20代前半で81.1%)、中堅、ベテラン層では、新人指導、雑務の業務量の多さに負担を感じています。こういった構造的な問題点を改善しない限り、離職防止につながりません。


訪問看護ステーションの活性化を

県内の看護師不足は訪問看護ステーションの運営にも深刻な影響を与えています。過去10年間の推移では、65歳以上人口は年々増加しているにもかかわらず、訪問看護ステーション数はほぼ横ばい。65歳以上人口10万人対施設数は14.8(全国平均19.3)を大きく下回り、全国42番目の状況です。また、65%の訪問看護ステーションに事務職員がおらず、訪問看護ステーションの収支状況も、全国平均に比して千葉県は低い値となっています。

訪問看護ステーションの活性化に向けて、①訪問看護師の人材育成(看護学生や潜在看護師に対する研修拠点を設け、訪問看護技術研鑽の機会を提供)、②訪問看護ステーションの相談支援、③訪問看護に伴う材料供給体制の整備、④訪問看護に関する調査研究と啓発 といった取り組みが期待されるところです。


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